【泉龍寺舞踊公演について-ひめしゃら塾・野口祥子】
狛江駅前にある立派なお寺・泉龍寺での舞踊公演は今年で三回目になります。
昔から、日本の芸能は神社やお寺が発祥の地で、地域の人々の生活や祭礼と結びつき、そこで神楽舞いや盆踊りなどを楽しんできました。私はかねがね、神社やお寺の境内から、再び、芸能、文化、芸術が発信できればよいと思っておりました。幸いに泉龍寺の住職さまもこのような趣旨に賛同いただき、計画が実現いたしました。
今回は、日本人の心のふるさとである古事記を題材として、泉龍寺という稀な立地条件を活かし、踊りと音楽と声の共演による創作舞台を作り上げました。
【野口祥子(企画・制作)】東京生まれ。ひめしゃら塾主宰。民族舞踊、整体、古武術、太極拳などを体験しながら舞踊を学ぶ。1995年より独自の舞踊活動を開始。神社やお寺の境内での公演が多い。2006年から狛江駅前・泉龍寺での舞踊公演を企画・制作している。「お面のワークショップ」「ナンバ的発想から学ぶダンスの身体技法」等のワークショップも行っている。小学校講師。
【飯田晃一(演出)】大学で心理学を学び、サイコドラマ、パントマイム、演劇の場で活動。舞踊家・元藤燁子に強い影響を受ける。2004年より「藝術身体研究所」として活動を開始。「世界中が劇場であるプロジェクト」と題し、広島の原爆ドーム、第五福竜丸、World Trade Centerなどでパフォーマンスを始める。近年は、演出家としてカンボジアでの現地の人との創作活動や狛江・泉龍寺での公演など幅広く展開。また、これらの活動から学んだメソッドを活かし、ワークショップも実施。泉龍寺公演の演出は昨年に引き続き二回目となる。
【関連サイト】
泉龍寺 http://www.senryuji.or.jp/
ひめしゃら塾 http://homepage3.nifty.com/himeshara/
藝術身体研究所 http://artbody-labo.net/